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米と藁。しめ縄職人 上甲 清 展<br> &#8212;ともに生き、時を紡ぐ。
開催概要

contents

米と藁。しめ縄職人 上甲 清 展
—ともに生き、時を紡ぐ。

米と藁。しめ縄職人 上甲 清 展—ともに生き、時を紡ぐ。

愛媛県西予市で半世紀以上もの間、しめ縄職人として活動する上甲 清。しめ縄専用の稲を自ら栽培して、田植えから稲刈りまで丹精を込めて行います。こだわり抜いて出来上がった藁と手を擦り合わせながら、一つひとつ力を込めて()っていきます。

健康や平和、五穀豊穣の祈りを込め、生み出されたしめ縄作品は、一年の締めくくりに春待つ喜びを象徴するプロダクトとして、全国各地の民藝店やセレクトショップを通じて、人々の手に渡っています。そんな彼の営みを、より多くの人に知ってもらいたいという思いの下、彼の孫が立ち上げた「孫プロジェクト」は、2021年に活動をスタートしました。

本展は、この「孫プロジェクト」に共感した、インテリアスタイリストの作原文子率いるMountain Morning(マウンテンモーニング)が、孫・上甲智香の想いを受け企画、清の製作に伴走するかたちで、フォトグラファーとともに愛媛に渡り、田植えや製作の様子を写真・映像に収めました。この映像や写真の展示、また作原によるスタイリングを織り交ぜた空間演出を通し、広く藁文化に触れ、体験していただける場を作り、多角的にプロジェクトを紹介していきます。

自然と共に生き、時を紡ぐその姿に、分野の垣根を超えた多くの作り手が呼応し、彼の活動に賛同してきました。朗らかで真摯な物づくりを通じて、人と人との縁を結び、思いを繋ぐ上甲 清と孫プロジェクトの歩みをご覧ください。

プロフィール

上甲 清(じょうこう・きよし、農家・しめ縄職人)
1936年生まれ。愛媛県西予市宇和町に工房を構える藁職人。2002年、消えゆく藁文化を将来に残すため「宇和わらぐろの会」を発足し、全国各地で大会やイベントに参加。2021年 21世紀えひめの伝統工芸大賞 愛媛朝日テレビ社長賞 受賞。藁文化が未来へと受け継がれることを願い現在も活動中。

上甲 智香(じょうこう・ちか、孫プロジェクト代表)
工芸品を扱うショップ販売員を経験し、職人としての祖父・清の作品に催事企画を通じて触れたことをきっかけに、作品を流通・発信させる活動体として孫プロジェクトを立ち上げる。現在は、祖父と共に農家として、材料作りから制作のサポートにも携わる。

Mountain Morning
人やモノが出会い、関わり、そこで生まれる意外性を楽しみ、喜びを分かち合いながら、互いのリスペクトによって新しいものを生み出していくコミュニティとして、インテリアスタイリスト 作原文子が、ディレクターの今井孝則と共に2015年に立ち上げた。空間のプロデュースやブランド・店舗のディレクション、商品開発、そしてコミニケーションデザインなどを通して、様々な人とアイデアをシェアし、有機的に繋がりながら、心地いい風景を共有していくことを目指している。

会期
2024年12月14日(土) - 26日(木)
会場
21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
休館日
会期中無休
開館時間
10:00 - 19:00
入場料
無料
主催
method Inc.
企画
株式会社マウンテンモーニング、孫プロジェクト
協賛
JAMS&CO合同会社
協力
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社、愛媛県営業本部
お問い合わせ
method Inc. 03-6427-9296(土日祝日を除く11:00 - 19:00)info@wearemethod.com
ウェブサイト
http://wearemethod.com/